
Stable Diffusion Web UIの最初から最後までのインストール解説
作ってたら凄く長くなりました。。。丁寧に作ったせいなんですがw。。上から順番にやれば大丈夫
目次にある4ー(2)のブラウザでアクセスまでいけば立ち上がります。 その後の記述はやったほうが便利な方法や噛み砕いた説明やトラブルシューティングです

yu-yuは色んなサイトで調べながら合ってるのか?とドキドキしながらインストしました。上の画像はyu-yuがStable Diffusion Web UIでインストして2日目で生成した画像です。 う〜ん荒削りすぎる・・・
Stable Diffusion Web UIは、自分で作成したAI画像を簡単に生成できるツールです。この記事では、初めてこのようなツールをインストールしようとしている人のために、すごく分かりやすく解説します。Windows版とMac版の違いも明確に色分けしながら進めます。
このガイドが適している人
- 初めてStable Diffusionをインストールする人
- プログラムやコマンドラインツールの使用経験が少ない人
- インストール中に問題が発生して解決方法を知りたい人

Windows版とMac版のインストを分けて最後まで完結できる様に手順を踏んで作ってるので安心して下さい。さあ順番に上から実行して見て下さい
1. 予備知識を調べよう
Stable Diffusionとは?
Stable Diffusionは、AI画像生成モデルの一つで、文字から魔法のようにアートを作り出すことができます。Web UIは、これをブラウザで簡単に利用できるようにするツールです。
WindowsとMacでの違いに注意
コマンドライン
説明: コマンドラインとは、パソコンに文字で指示を与えるための画面です。Windowsでは「コマンドプロンプト」や「PowerShell」、Macでは「ターミナル」と呼ばれるアプリを使います。
- Windowsは「Command Prompt(コマンドプロンプト)」を使用します。
- Macは「Terminal(ターミナル)」を使用します。
- コピペする文字 Windowsは青、Macは赤、共通は緑で表記してます

Macのターミナルの場所はファインダー>アプリケーション>ユーティリティを開いていくとターミナルがあります
2. プリリキ(準備段階)で大事な作業
(1) システムのバージョンを確認
Stable Diffusion Web UIを動かすために、システムが最新の状態である必要があります。
Windowsの場合
- Windows Updateの確認と実行
Windowsの「設定 > 更新とセキュリティ」のセクションに移動して、全ての更新を完了させます。
Macの場合
- macOSの最新版をチェックして更新
「システム設定 > ソフトウェア・アップデート」から最新バージョンを確認します。
(2) 必要なソフトウェアをインストール
Stable Diffusion Web UIの実行には、いくつかのツールが必要です。それらをインストールしましょう。
Windowsの場合
以下の2つのツールをインストールしてください。
- Python

Python
- 説明: Python(パイソン)はプログラミング言語の一つで、簡潔で初心者にも扱いやすいのが特徴です。Stable DiffusionのようなAIツールを動かすために必要なプログラムを実行する環境を提供します。
- 関連知識: Pythonは公式サイト(https://www.python.org)からインストールできます。基本的なセットアップ方法はブログ記事に記載します。

ダウンロードをクリックした後、下の画像のバージョンまで結構スクロールしました

- 公式サイトからダウンロードしてインストールします。
- ダウンロード後、インストーラーを開き、「Add Python to PATH」にチェックを入れ、画面の指示に従ってインストールを完了させます。チェックを入れないと後でエラーが起きてしまいます
- インストール後、コマンドプロンプトに以下の青文字をコピペします:
- 『
python --version
』 - Pythonのバージョン確認成功時(Windows):
- 説明: コマンドプロンプトで
python --version
を実行し、Pythonのバージョンが表示されている状態。
PATHとは何か?初心者向け説明
・PATHは、コンピュータがソフトウェアを見つけるための「住所録」のようなものです。
たとえば、「Pythonを使いたい!」と指示したときに、PATHがPythonの場所を教えてくれる役割を果たします。
・PATHが正しく設定されていない場合のエラー例
コマンドプロンプトやターミナルで以下のようなエラーが表示されます command not found
この場合、ソフトウェアがインストールされているのに、PATHがその場所を知らないためです。
・簡単な対処法
- 再インストール時に「PATHに追加する」オプションを選ぶ
例: Pythonインストール時の「Add Python to PATH」にチェックを入れる。

table Diffusion Web UIを快適に動作させるための推奨バージョン
Python 3.10.6が最も安定していて推奨されています Python 3.11も動作しますが、一部のライブラリとの互換性に注意が必要ですPython 3.12はまだ完全なサポートがないため避けることをお勧めします
- Git

Git
- 説明: Git(ギット)は、プログラムやファイルの管理に使われるツールです。Stable Diffusionのようなツールをダウンロードする際に利用されます。
- 関連知識: Gitのインストール方法と、簡単な初期設定についてのガイドも追加します。


・下の画像は文字が見にくいですが64ビットWindowsセットアップを選びましょう

- 公式サイトからダウンロードしてインストールします。
- インストーラーを開き、デフォルト設定のまま「Next」を押して進めます。
- コマンドプロンプトで以下の青文字をコピペして確認します:
- 『
git --version
』 - Gitのバージョン確認成功時(Windows):
- 説明: コマンドプロンプトで
git --version
を実行し、Gitのバージョンが表示されている状態。

最新の安定版(2.42.0以降)で問題なく動作します。Windows用のGit for Windowsであれば、インストーラーから入手できる最新版で問題ありません
Macの場合
PythonとGitを「Homebrew」というパッケージ管理ツールを使ってインストールします。
PythonとGitのHPでダウンロードとかする必要はありません。Homebrewがやってくれます
- Homebrewのインストール
- 「Terminal」を開いて、この下の赤文字をコピぺして、エンターを押します:
- 『
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
』 - インストールが完了したら、以下の赤文字をターミナルにコピペしてHomebrewが正しくインストールされているか確認します:
- 『
brew --version
』 - Homebrewのインストール成功時(Mac):
- 説明: ターミナルで
brew --version
を実行し、Homebrewのバージョンが表示されている状態。 - PythonとGitのインストール
次の赤文字をターミナルにコピぺして、エンターを押します: - 『 brew install python git 』
- 成功例
python 3.x.x
やgit 2.x.x
が表示されます。


上の画像は3をコピペした後のターミナル画像です。塗りつぶしはyu-yuの名前なので本来はあなたの名前が表示されます
進めて行くうちに暗証番号の入力が2回くらい出てきますから自分のPCの暗証番号を打ち込んでください
3. Stable Diffusion Web UIのインストール手順
(1) リポジトリのクローン(コピー)を作成
Gitを使用してStable Diffusion Web UIのソースコードを取得します。
リポジトリとは?
リポジトリは、ソースコードや関連ファイルが格納されている場所です。「クローン」とは、それを自分のPCにコピーする作業です。
手順
- 作業ディレクトリを決める
任意のフォルダを作成し、その中で作業を行います。 - この下の緑文字をコピーしてターミナル(またはコマンドプロンプト)に貼り付け、エンターを押します:
『 git clone https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui.git 』
- 成功例:
Cloning into 'stable-diffusion-webui'...
と表示され、処理が完了します。
(2) モデルファイルの準備
Stable Diffusionを動作させるためには、モデルファイル(学習済みデータ)が必要です。
モデルとは?
モデルは、AIが画像を生成するために必要なデータセットです。このデータセットに基づいてAIが学習を行い、画像を生成します。
・さらに噛み砕いた超初心者向けの説明はこちらを見て下さい。 読んでから抜粋モデルを見るのもいいと思います
モデルの得意分野が色々分かれているので一部を抜粋して見ました
・抜粋モデルを見てみる
モデルの入手方法
- Hugging Faceなどの公式ソースからダウンロードしてください。
- 使用条件(商用利用の可否など)をよく確認して安全なモデルを選んでください。
モデルの配置 (すぐ下に手順があります)
ダウンロードしたモデルファイル(通常は.ckpt
チェックポイントまたは.safetensors
セーフテンサーズ ファイル 安全性が高いと言われているのは.safetensors
)を、この下の緑文字をコピーして貼り付けて移動するフォルダに入れてください:
『 stable-diffusion-webui/models/Stable-diffusion 』

モデルの配置・・・?どうゆうこと?って方は下の噛み砕いた説明をどぞ
モデル配置の手順を分かりやすく分解
例:
- モデルファイルをダウンロード
- Hugging Faceなどのサイトから、
.ckpt
または.safetensors
形式のモデルファイルをダウンロードします。 - ファイルの名前例:
model.ckpt
- Hugging Faceなどのサイトから、
- ファイルを移動する場所を確認
- ダウンロードしたファイルを「stable-diffusion-webui/models/Stable-diffusion」フォルダに配置します。
- このフォルダが存在しない場合、自分でフォルダを作成してください。フォルダ名が上の緑文字です
- ファイルを正しい場所に移動
- ダウンロードしたモデルファイルをドラッグ&ドロップして、目的のフォルダに移動します。
- 配置が正しいか確認
- 「stable-diffusion-webui/models/Stable-diffusion」フォルダを開き、モデルファイル(例:
model.ckpt
)があることを確認します。
- 「stable-diffusion-webui/models/Stable-diffusion」フォルダを開き、モデルファイル(例:
技術用語の簡潔な説明
- モデルファイル: AIが画像を生成するために必要なデータファイル。
- 配置: 必要なファイルを決められたフォルダに置くこと。
(3) 必要な依存関係をインストール
Web UIを動作させるために必要なPythonライブラリをインストールします。
- この下の緑文字をコピーしてターミナル(またはコマンドプロンプト)に貼り付け、エンターを押します:
『 cd stable-diffusion-webui
pip install -r requirements.txt 』
- 成功例:
- ライブラリの名前が順に表示されます。
4. Web UIの起動とワンクリックアクセス設定
(1) 起動コマンドを実行
この下の緑文字をコピーしてターミナル(またはコマンドプロンプト)に貼り付け、エンターを押します:
『 python webui.py 』
Web UIの起動成功時:
- 説明:
python webui.py
の実行後、ターミナルにRunning on local URL: http://127.0.0.1:7860
と表示されている状態。
「URLが表示されますので、そのリンクをクリックするか、ブラウザのアドレスバーにコピーして貼り付けてアクセスしてください。」
(2) ブラウザでアクセス(ここの手順で立ち上がります)
起動に成功すると、ターミナルに表示されたURL(通常はhttp://127.0.0.1:7860
)をコピーして、ブラウザのアドレスバーに貼り付けてエンターを押します。
アドレスバーとは画面上部にあるURLが表示されるところです
⭐︎ 初心者がやりがちな、文字の羅列で訳がわからなくなってターミナルやコマンドプロンプトを強制終了してしまった時の再起動手順

(2)ブラウザでアクセスが実行出来た時点で Diffusion Web UIが立ち上がります。後少し!頑張れ!
立ち上がったからといって安心してターミナルやコマンドプロンプトを強制終了してしまって、再起動しようとして起動しなくて困ってる方はすぐ上にある初心者がやりがちな〜を見て下さい
(3) デスクトップからワンクリックで起動する設定
⭐︎ デスクトップからワンクリックで起動する設定をしなかった場合
・初心者向け:
- Windowsの場合
- メモ帳を開き、以下をコピペします:
『plaintext cd stable-diffusion-webui python webui.py
』 - ファイルを『
start_sd.bat
』という名前で保存します(ファイルの種類は「すべてのファイル」に設定)。 - 保存したファイルをデスクトップに移動し、ダブルクリックで起動できます。
- バッチファイル作成時の拡張子確認:
保存時に「すべてのファイル」に設定し、start_sd.bat
として保存してください。.bat.txt
になる場合は、ファイル名を右クリックして「名前の変更」を選び、.txt
を削除してください。
- Macの場合
- 「テキストエディット」を開き、以下をコピペします:
『plaintext #!/bin/bash cd stable-diffusion-webui python3 webui.py
』 - 保存する際に「リッチテキスト形式」ではなく「標準テキスト形式」を選択します。
- ファイル名を『
start_sd.command
』にして保存します。 - 保存したファイルをデスクトップに移動し、ターミナルで以下をコピペして実行権限を付与します:
『bash chmod +x ~/Desktop/start_sd.command
』

- 標準テキスト形式の保存確認方法:
テキストエディットで「フォーマット > プレーンテキストにする」を選択します。これを行わないと.command.txt
になり、動作しません。 - リッチテキストに戻る問題:
リッチテキストで保存してしまった場合、ファイルを再度「プレーンテキスト(標準テキスト)」で保存し直してください。
・デスクトップからワンクリックとアプリ化の内容が似ているという疑問がある方はこのリンクを見て下さい

ここまでの手順で初心者向けのStable Diffusion Web UIをデスクトップから簡単に立ち上げる方法は実践終了です。。お疲れ様でした。。 すぐ上に、ここで立ち上げたStable Diffusion Web UIの終了手順のリンクがあります 初心者は必ず読んでください
ここから下はモデルの切り替えの仕方と上級者向けのアプリ化とトラブルシューティングです
モデルの切り替え方法と整理の仕方
Stable Diffusionでは、複数のモデルを切り替えて使うことができます。例えば、よりリアルな画像を作りたい場合やアーティスティックな画像を作りたい場合など、目的に応じてモデルを変更できます。以下は、超初心者でも簡単にできる手順と注意点です。
モデルの追加と切り替え
- モデルをダウンロードする
- 使用したいモデルを公式サイトや信頼できる提供元からダウンロードします。
- ファイル形式は通常
.ckpt
または.safetensors
です。
- モデルを保存する
- ダウンロードしたモデルを以下のフォルダに移動してください
stable-diffusion-webui/models/Stable-diffusion
- ここに保存するだけで、Web UIが自動的にモデルを検出します。
- モデルの切り替え
- Web UIを起動したら、画面内の「モデル選択」のドロップダウンメニューから使用したいモデルを選択します。
- 選択したら、自動的にそのモデルが利用されます。
複数のモデルがある場合の整理方法
モデルが増えると、どれがどのモデルかわからなくなることがあります。以下の方法で整理すると便利です:
- モデルの名前をわかりやすく変更
- ダウンロードしたモデルは、デフォルトでランダムな名前になっていることが多いです。
内容がわかるように名前を変更してください。
例:artistic_model_v1.ckpt
やphoto_model_v2.safetensors
など。 - ただし、拡張子(.ckptや.safetensors)を変更してはいけません。
拡張子はモデルが正しく動作するために重要な部分です。
- ダウンロードしたモデルは、デフォルトでランダムな名前になっていることが多いです。
- 名前変更時の注意点
- 名前を変更する際には、「日本語」や「特殊記号(例:@、#、$)」を避けてください。
- 英数字とアンダースコア(_)のみを使うと安全です。
- サブフォルダを使って分類(上級者向け)
- モデルのジャンル別や用途別にサブフォルダを作成し、整理することも可能です。
- フォルダ例
stable-diffusion-webui/models/Stable-diffusion/ artistic_models/ photorealistic_models/
- この方法を使う場合は、Web UIの設定で「サブフォルダ内のモデルを検索」を有効にする必要があります。
初心者へのおすすめ
- 最初はすべてのモデルを既存のフォルダ(
stable-diffusion-webui/models/Stable-diffusion
)に保存してください。 - 名前を変更する場合、拡張子を変更せず、英数字とアンダースコアを使ってわかりやすい名前にしてください。

モデルによって得意分野が違うのでモデルの切り替えのやり方も必要と思い載せてます
アプリ化する方法
・上級者向け: アプリ化の手順 説明を簡略化したものはこちら
Macでのアプリ化
ターミナルを使わずに「アイコンをクリックして起動したい」人向けの方法です。
- Automatorを開く
アプリケーションフォルダから「Automator」を探して開きます。 - アプリケーションを選ぶ
Automatorの最初の画面で「アプリケーション」を選びます。 - コマンドを入力
画面右側にある空欄に次のコマンド赤文字をコピペします - :bashコードをコピーする
cd ~/Desktop/stable-diffusion-webui python3 webui.py
- アプリとして保存
「ファイル > 保存」をクリックし、名前を付けてデスクトップに保存します。
作成したアイコンをダブルクリックするだけで起動します!
Windowsでのアプリ化
Windowsでは「ショートカット」を使って簡単にアプリ化できます。
- バッチファイルを作成
テキストエディタ(メモ帳)を開き、以下の青文字をコピペして保存します - :plaintextコードをコピーする
cd stable-diffusion-webui python webui.py
- 名前を変更
ファイルを「start_sd.bat」として保存します(「すべてのファイル」形式で保存するのがポイント)。 - ショートカットを作成
バッチファイルを右クリックして「ショートカットの作成」を選び、デスクトップに移動します。 - 背景で実行する設定(任意)
ショートカットを右クリック → プロパティ → 実行時オプションを「最小化」に変更。
トラブルシューティング
初めてインストールするユーザー向け
ターミナルやコマンドプロンプトでエラーが発生する場合
- エラー:
command not found
原因: 必要なソフトウェア(PythonやGit)がインストールされていないか、PATHに追加されていない可能性があります。
対処法: 各ソフトウェアを再インストールし、「PATHを追加」の設定を確認してください。 - エラー:
Permission denied
原因: ファイルやフォルダの権限が不足しています。
対処法: Macの場合、chmod +x ファイル名
コマンドで実行権限を追加します。Windowsでは管理者権限で再実行してください。
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