トラブルシューティングセクション
インストール中によく発生するエラーとその対処法
- Pythonが認識されない
- エラー内容: “python: command not found”
- 原因: PythonがPATHに正しく追加されていない。
- 対処法:
- Pythonインストール時に「Add Python to PATH」にチェックを入れたか確認。
- Windowsの場合、環境変数を手動で設定する。
- 「システム環境変数の編集」から「環境変数」を開き、「Path」にPythonのインストールディレクトリを追加。
- Macの場合、
.zshrc
や.bashrc
に以下を追加して保存後にターミナルを再起動:export PATH="/path/to/python:$PATH"
- Gitが認識されない
- エラー内容: “git: command not found”
- 原因: Gitがインストールされていない、またはPATHが設定されていない。
- 対処法:
- Gitを再インストールし、PATHの設定を確認。
- 環境変数にGitのパスを追加(Windows)またはターミナルの設定ファイルにパスを追記(Mac)。
- 依存関係のインストールが失敗する
- エラー内容: “No module named xxx” または “pip: command not found”
- 原因: pipが正しくインストールされていない、またはネットワークの問題。
- 対処法:
- Pythonインストール時にpipが含まれているか確認。
- 以下のコマンドでpipをインストールまたはアップデート:
python -m ensurepip --upgrade python -m pip install --upgrade pip
PATHとは何か?
PATHとは、コマンドを実行する際にシステムがプログラムを探すためのフォルダのリストを指します。PythonやGitなどのツールをコマンドラインから使用するには、これらのプログラムがPATHに追加されている必要があります。
- 例: Pythonの実行ファイルが
C:\Python39\python.exe
にある場合、C:\Python39
がPATHに含まれている必要があります。 - 確認方法:
echo $PATH
- Windowsの場合: コマンドプロンプトで
echo %PATH%